他、川合玉堂(かわあい ぎょくどう)、菊池契月(きくち けいげつ)、小林古径(こばやし こけい)、平川敏夫(ひらかわ としお)、堀 文子(ほり ふみこ)、などの作品をご紹介いたします。
「汐汲」
伊藤 小坡
「山雀」
(やまがら)
前田 青邨
●● <常設展> "木枯らし寒し冬の訪れ" 冬の名品展
平成17年11月15日(火)〜12月25日(日)●●
所蔵の近現代日本画の名作の数々をご紹介致します。
1年のしめくくりにふさわしい名画との語らいをお楽しみください。
前田青邨は歴史画のなかでも特に武者絵を得意とした画家ですが、岐阜県出身で日常の中で人と共生する自然をとらえることに優れていたようです。
この画では、柿の細枝に一羽の山雀が器用にとまっています。胸の赤茶色のすこしふくらんだ羽毛が、山雀の愛くるしさをよく表現しています。また柿の枝は墨で描かれ、絶妙な暈しによりゴツゴツした枝肌を表しています。
舞「汐汲」。腰みのをつけ、汐汲み桶を持って登場します。
実際の汐汲みではありえない典雅な装束で、浜辺にたたずんむ姿には優雅な中にも強い悲哀を感じることができます。
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