<特別展>
中右コレクションより
〜歌麿・写楽から幕末バラエティーまで〜
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「相馬の古内裏 滝夜叉姫」
歌川国芳(1797-1861)
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広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展
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平成19年3月13日(火)〜 4月29日(日)
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江戸時代、浮世絵は庶民にも手軽に楽しめる美術品として大流行し、町人文化の代名詞といってもいいほど
広く日本人の心に浸透しました。 現在でも、本の挿絵やポスターに使われるなど、そのデザインは衰えること
なく斬新で、誰もが一度は目にしたことがあることでしょう。
また当時の風俗を知るのに欠かせない貴重な資料としての役割を持っています。
浮世絵の特徴である大胆な構図と鮮やかな色使いは、海外の芸術家、 特に19世紀に活躍した印象派の数々の画家たち、
マネ、ドガ、セザンヌ、ロートレックなどに大きな影響を与えました。中でもモネやゴッホは、自身がコレクターになるほど熱心な研究家であったことはよく知られています。
今や浮世絵は日本独自の美意識としてとらえられ、独特な画法と高度な木版技術は世界的に高い芸術的評価を得ています。
本展では、中右瑛(なかう えい)氏(国際浮世絵学会 常任理事)の収集された浮世絵コレクションより、
歌川広重、葛飾北斎それぞれの「東海道五十三次」を中心に幕末までのバラエティーに富んだ作品の数々を
ご紹介いたします。 弥次・喜多道中を楽しみながら、気軽に浮世絵の魅力に触れて頂ければ幸いです。
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出展絵師…司馬江漢・鳥居清長・喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎・歌川豊国・
柳川重信・菊川英山・歌川広重 (順不同) 他
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<展示作品のご紹介>
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「 冨嶽三十六景 尾州不二見原 」
葛飾 北斎(1760-1849)
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「 東海道五拾三次 保永堂版 庄野 」
歌川 広重(1797-1858)
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「 四代目岩井半四郎の乳母 重の井 」
東洲斎 写楽(生没年不詳)
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◆主催:名都美術館・中日新聞社
◆後援:長久手町・愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・長久手町教育委員会
◆監修:中右 瑛(国際浮世絵学会常任理事)
◆企画協力:E.M.Iネットワーク
入館料:一般1,000円、大学生700円、中高生500円、小学生以下無料
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