「兎T」 昭和62年
春季創画展出品
松伯美術館所蔵

  ● <特別展>  〜生〜 命へのまなざし
 上村松篁 SHOUKOU UEMURA EXHIBITION 
   平成22年 3月20日(土) 〜 平成22年 5月16日(日)
   *期間中、展示作品の入れ替えを行います。 前期3/20〜4/18 後期4/20〜5/16

  上村松篁は、明治35年に日本画家、上村松園の長男として京都市で生まれました。19歳の 時に第3回帝展に『閑庭迎秋』を初出品、初入選して日本画家としての第一歩を踏み出しました。 さらに、新文展、日展に出品を続けますが、昭和23年に日展を離脱して、山本丘人らと 「我等は世界性に立脚する日本絵画の創造を期す」との綱領を掲げて新しい在野団体 「創造美術(現:創画会)」を結成しました。また約38年間という長期間にわたり教職をつとめながら、 自身の研鑽を重ねて、昭和59年(1984)には文化勲章を受章しました。

<展示作品ご紹介>

「 燦雨 」昭和47年
第36回新制作協会展出品
松伯美術館所蔵

 

「 山鹿 」昭和11年
新文展招待展出品
京都市美術館所蔵

「 孔雀 」昭和58年
第10回創画展出品
京都国立近代美術館所蔵


 

 幼少の頃より金魚や小鳥などを相手に遊び、草花を美しいなと眺め、自然の持つ神秘に感動して、 「描きたい」と願った画家は、一貫して「進むべき自分の道は絵の道だ」と98歳の生涯を閉じるまで、 毎日変わらず日々の写生を重んじました。伝統の描法に基づきながら現代の花鳥画を体現し、どこま でも続く「道」のその先を見ようと静かに歩み続けました。


 

「丹頂 」昭和55年
第7回創画展出品
松伯美術館

 

 本展では素描画を含む約80点を展覧することで、80年にもおよぶ画業の、ほんの一部をご紹介する ものです。花、鳥、動物を通じて語りかける画家のあたたかいまなざしに触れて頂ければ幸いです。 優しく気品あふれる作品の数々をお楽しみ下さい。


主催   : 名都美術館・朝日新聞社
後援   : 長久手町・愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・
長久手町教育委員会
特別協力: 財団法人 松伯美術館
入館料  : 一般1 ,000 円、大学生 700 円、中高生 500 円、小学生以下無料
 
♪イベントのご紹介♪
※下記イベントは終了致しました。ご好評を頂きまして有難うございました。
 ◆記念講演会「余白について」

       松伯美術館館長 日本画家 上村 淳之 氏
       4月25日(日) 14:00〜

       長久手町文化の家 光のホール
       定員:100名

 ◆ギャラリートーク

       松伯美術館 学芸員 鬼頭 美奈子氏
       3月28日(日) 14:00〜

       名都美術館学芸員によるギャラリートーク
       4月17日(土)・5月8日(土) 14:00〜


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