<特別展>
名都美術館開館25周年記念
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麗しき女性の美 上村松園 鏑木清方 伊東深水展
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 SHOEN UEMURA KIYOKATA KABURAKI SINSUI ITO
;  平成24年10月6日(土) 〜 12月16日(日)
 前期10月6日(土)〜11月11日(日)/後期11月13日(火)〜12月16日(日)
 ※作品の展示替えがあります
     上村松園(うえむら しょうえん)、鏑木清方(かぶらき きよかた)、伊東深水(いとう しんすい)。
   明治から昭和に制作された作品の数々は、時代を超えても鑑賞者の心を魅了します。外面だけでなく、
   内面の美しさまで感じられるようです。三人それぞれの描きだす女性美をご紹介します。
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上村松園(1875〜1949)
京都に生まれる。幼い頃から画才を認められ、明治20年(1887)京都府画学校に入学、
また鈴木松年の画聖に通う。21年後素如雲社展に初入選。26年幸野楳嶺に師事、28年
楳嶺が没すると、その門下の竹内栖鳳に師事して、日本美術院協力展ほか、国内外の
美術展・博覧会で受賞を重ね、実力ある閏秀画家として、名を知られるようになる。
以後、文展、帝展ほか博覧会などに出品、受賞し、帝展委員を経て、昭和11年(1936)
秋の文展招待展に、後に国の重要文化財として認定される「序之舞」を出品。
19年帝室技芸員となる。清明で格調高い芸術を創造、戦後の昭和23年(1948)女性初の
文化勲章を受章。
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「 楊貴妃」上村松園
第4回帝展
大正11年制作
松伯美術館蔵
(後期展示)
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鏑木清方(1878〜1972)
東京神田に生まれる。多才な父の影響を受け、幼少期
から文学や芝居に親しむ。明治24年(1891)風俗画家水野
年方に師事、27年父の発刊する「やまと新聞」の挿絵を
師年方から引継いだのをきっかけに、新聞、雑誌や小説
の絵・挿絵なども手がけて知られるようになる。
一方、30年代から日本絵画協会の絵画共進会に本画を
明治42(1909)第3回文展で初入選以後毎回文展に出品し
受賞。豊かな画才を大きく開花させ、郷愁を秘めた清々
しい風俗画の名作を発表する。帝展にも出品を重ね、昭
和4年(1929)には帝国美術院会員となる。戦後は昭和24
年(1949)第5回日展への出品を最後として、その後は
卓上芸術に磨きをかけ、画廊主催展が主な制作発表の場
となる。29年文化勲章を受章、文化功労者となる。
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「 秋宵 」鏑木清方
第15回日本絵画協会
第10回日本美術院連合絵画共進会展
明治36年制作
鎌倉市記念鏑木清方美術館蔵
(前期展示)
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