色のいろいろ -日本画材の魅力にせまる-

群青(ぐんじょう)、緑青(ろくしょう)、辰砂(しんしゃ)など名前の響きもきれいな日本画材。金箔や銀箔など箔のきらめきは作品を華やかに彩ります。扱いが難しく、思い通りに使いこなすには、修練が必要とされます。
本展では日本画ならではの色彩の美しさに焦点をあてていきます。普段目にしている作品がどのような画材を使って描かれているのか、名都美術館の所蔵品を通して日本画材の魅力をお楽しみください。

展示作品のご紹介

《京洛心象 淡雪》田渕俊夫 平成9年(1997) 名都美術館蔵

《京洛心象 淡雪》 田渕俊夫 平成9年(1997) 名都美術館蔵

《紅梅遊鶴図》川合玉堂 大正5年(1916) 名都美術館蔵

《紅梅遊鶴図》 川合玉堂 大正5年(1916) 名都美術館蔵

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産 登録記念II 小山(おやま) 硬(かたし) -潜伏キリシタンを描く-

2018年夏、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されました。
熊本県宇土市に生まれた日本画家 小山(おやま)硬(かたし)(1934~)は、故郷熊本と長崎に伝わる潜伏キリシタンの過酷な歴史に取材して、生涯の制作課題として取組んでいます。名都美術館が所蔵するキリシタンシリーズの屏風作品を中心にご紹介します。

展示作品のご紹介

《天草 崎津教会》小山硬 昭和53年(1978) 名都美術館蔵

《天草 崎津教会》 小山硬 昭和53年(1978) 名都美術館蔵

《廿六聖人殉教図》小山硬 平成17年(2005) 名都美術館蔵

《廿六聖人殉教図》 小山硬 平成17年(2005) 名都美術館蔵

リーフレットのご案内

小山硬が生涯の制作課題として手がける<キリシタンシリーズ>を図版と解説でご紹介しています。
価格100円(税込)
受付で販売しております。この機会にぜひお買い求めください。

リーフレット