鏑木清方 -清くあれ、潔くあれ、うるはしくあれ-

東京画壇で活躍した美人画家鏑木清方の初期から晩年までを振り返る展覧会です。挿絵画家として早くから人気を博した清方は、その後本格的に日本画制作と向き合い、美人画や風俗画、肖像画などを題材に情緒あふれる作品を発表し、独自の境地を開拓しました。本展では、新収蔵の清方作品を初公開するほか、遺愛品や資料を一堂に展示し清方芸術の全貌を紹介します。

ポイント①展覧会のみどころ

前項、後期で約80点の絵画作品をお楽しみ頂けるほか、遺愛品や資料類を含め、およそ120点の内容で清方芸術を紹介します。

前期展示

《薫風》
大正8年(1919)
千葉市美術館蔵
©Akio Nemoto

《薫風》大正8年(1919) 千葉市美術館蔵 ©Akio Nemoto

《朝涼》
大正14年(1925)
鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵
©Akio Nemoto

《朝涼》大正14年(1925) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵 ©Akio Nemoto

《娘》
昭和9年(1934)
水野美術館蔵
©Akio Nemoto

《娘》昭和9年(1934) 水野美術館蔵 ©Akio Nemoto

後期展示

《嫁ぐ人》
明治40年(1907)
鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵
©Akio Nemoto

《嫁ぐ人》明治40年(1907) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵 ©Akio Nemoto

《たけくらべの美登利》
昭和15年(1940)
京都国立近代美術館蔵
©Akio Nemoto

《たけくらべの美登利》昭和15年(1940) 京都国立近代美術館蔵 ©Akio Nemoto

《夏ざしき》
昭和27年(1952)
株式会社ヤマタネ蔵
©Akio Nemoto

《夏ざしき》昭和27年(1952) 株式会社ヤマタネ蔵 ©Akio Nemoto

ポイント②名都美術館新収蔵品を初公開

近年、新たに名都美術館が収蔵した清方作品を初公開。《露の干ぬ間》(前期展示)、《花の雨》(後期展示)、《金沢三題・大磯の風景》(後期展示)、《町駕籠》(前期展示)、《雪月花》(後期展示)の5点を一挙公開します。

《露の干ぬ間》大正5年(1916) 名都美術館蔵 ©Akio Nemoto

《露の干ぬ間》大正5年(1916) 名都美術館蔵 ©Akio Nemoto

《露の干ぬ間》大正5年(1916) 名都美術館蔵©Akio Nemoto

ポイント③会場と図録で2度楽しめる

本展では、展覧会会場と展覧会図録、各々異なる分類で作品を紹介します。
会場をひと回りしたら、ぜひ次は図録を片手にお楽しみください。

展覧会図録