近代京都画壇で活躍した徳岡神泉の回顧展です。自然を見つめ、対象と一体化する中で本質をつかもうとした神泉は、常に思慮深く制作と向き合い、模索を繰り返し、生涯をかけて幽玄の美を追い求めました。
明快な表現の内に潜む奥深い世界にきっとあなたも魅了されるはずです。
見どころ① 東海地区では30年ぶりの徳岡神泉展
昨年、没後50年を迎えた徳岡神泉。アイコニックな作品は、多様な美術があふれる現代においても目を引く存在です。東海地区ではまとめて見る機会が少ない神泉芸術に触れられる貴重な機会です。
《蕪》
昭和33年(1958) 京都国立近代美術館
見どころ② 代表作が勢揃い
初期から晩年に至る代表作をずらり。クオリティの高い神泉展をぜひお楽しみください。
《晩秋》
大正5年(1916) 京都市立芸術大学芸術資料館
《流れ》
昭和29年(1954) 京都市美術館
《薄》
昭和41年(1966) 東京国立近代美術館
《刈田》
昭和35年(1960) 東京国立近代美術館
展示期間:5月2日~14日
見どころ③ 名都美術館所蔵品を一挙公開
近年新たに収蔵した《柿》をはじめ、当館所蔵の神泉作品を一挙公開します。
新収蔵品 《柿》
昭和34年(1959)頃 名都美術館
展覧会図録
神泉の言葉を手がかりに作品の魅力を存分に味わえる図録です。